シロアリ点検の時期は、羽アリが出る時期から逆算すると決めやすくなります。 群飛(羽アリが一斉に飛び立つこと)は「巣が成熟した」という合図なので、 それを見てから動くと、すでに被害が進んだ状態からのスタートになります。
群飛の時期(種類と地域で違う)
- ヤマトシロアリ:4〜5月の昼間。ただし沖縄は2月、東北・北海道は6月ごろ
- イエシロアリ:6〜7月の夜。電灯に飛来する
- アメリカカンザイシロアリ:6〜9月の昼間に何度も
出典:公益社団法人 日本しろあり対策協会「羽アリが飛ぶ時期はいつごろですか?」(2026-09-17 確認)
住んでいる地域でどの種類が対象になるかは種類と分布、 都道府県別の時期はエリア別ページで確認できます。
点検のサイクルは5年が基準
防蟻処理の薬剤は、効果の持続がおおむね5年を目安に設計されています。 そのため「5年ごとに再処理し、その手前で点検する」が基本の型です。 新築時に防蟻処理を受けている住宅も、5年を過ぎたあたりから同じ考え方になります。
前回いつ施工したか分からない住宅、中古で取得した住宅は、年数を推測するより床下点検で現状を見てもらうほうが早いです。
群飛の前に点検しておくと何が違うか
羽アリが家の中で発生すると、多くの人はその場で業者を探し始めます。 季節が重なるため問い合わせが集中し、希望日に入ってもらえないことがあります。 群飛時期の1〜2か月前に点検を済ませておくと、被害があった場合でも複数社から見積もりを取る時間が確保できます。
比較の手順は相見積もりの取り方にまとめています。
点検の前に自分で見ておくこと
- 浴室・洗面所まわりの床に沈み、きしみがないか
- 基礎の外側や床下に蟻道(土でできた細いトンネル)がないか
- 玄関・勝手口の枠を軽く叩いて、中空の音がしないか
- 春〜初夏に羽アリを見たか。見たなら時間帯(昼か夜か)
該当するものがあれば点検時に伝えてください。症状の詳しい見方はシロアリ被害の症状にあります。
よくある質問
Q. 点検は何年おきに受ければいいですか?
A. 防蟻処理に使う薬剤の効果は5年を目安に設計されているため、5年ごとの再処理とその前の点検が基本サイクルです。前回の施工時期が分からない場合は、まず現状を見てもらうところから始めてください。
Q. 羽アリを見てから頼むのでは遅いですか?
A. 遅くはありませんが、群飛は「巣が成熟して次の巣を作る段階に来た」という合図です。つまり被害はすでに進行しています。見つけたら季節を待たず相談してください。
Q. 点検に一番いい季節はありますか?
A. 床下に入る作業なので、極端に暑い時期・寒い時期を避けると作業しやすいという実務上の事情はあります。ただし被害の有無は季節で変わらないため、「都合のつく時期に受ける」で問題ありません。群飛時期の直前(ヤマトシロアリなら3月ごろ)に受けておくと、群飛を見たときに慌てずに済みます。
Q. 無料点検は受けても大丈夫ですか?
A. 無料点検そのものは一般的なサービスです。ただし点検後にその場で契約を迫られた場合は、いったん保留にしてください。同じ条件で他社からも見積もりを取るのが基本です。判断材料は当日そろわなくて構いません。